もし、骨折したことがあるけれど、何か治療を受けていない、検査を受けたことが無いという方がおられましたら当院にお気軽にご相談下さい。
脆弱性骨折
骨粗鬆症とは、骨良(骨の強度)が低下して、骨折しやすくなる病気を「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」と言います。骨粗鬆症の方は、転倒して手をついたり、尻餅をついたりと低エネルギーで骨折を来します。
そのような骨折を脆弱性骨折と言います。
特に脊椎圧迫骨折、大腿骨近位部骨折、橈骨遠位端骨折、上腕骨頸部骨折がそれにあたり、骨粗鬆症患者に頻発します。
骨折の骨癒合には最低2ヶ月程度はかかりますし、下肢骨折の場合にはリハビリ治療を含めて骨折治療に半年~1年かかることもあります。
骨折によって痛みが残ったり可動域が不良となったり、歩行や手指障害のために日常生活に支障を来すことが多々あります。
脆弱性骨折は命に係わる
骨折は治療の際に時間と費用が必要なだけでなく、大腿骨頸部骨折を来した方の10-30%の方が1年以内に死亡すると言われています。
骨粗鬆症は命に関わる病気です。
自覚症状がなく、骨粗鬆症の事が怖い病気であることを知らないため、中々皆さん気づけない病気です。骨折して、初めて骨粗鬆症に気づく方が大半です。
骨折すると連鎖してまた骨折を起こします。そのため骨粗鬆症治療が必要ですが、骨折しても骨粗鬆症の治療を受けていない方が非常に多いのが現状です。
そのため、レントゲンで骨粗鬆症が疑われる症例や骨折した患者さんを中心に医師側から積極的に説明して、骨粗鬆症に対する治療を行っています。