目次

良くある疾患別のコラムはコチラ

捻挫  足関節骨折  湿潤療法  打撲  肉離れ

橈骨遠位端骨折  上腕骨近位部骨折  圧迫骨折

① 怪我(骨折、捻挫、擦り傷)について

怪我をした際には整形外科で一度見て頂く事をお勧めします。

捻挫だと思って様子を見ていたけれど、1週間経っても治らないから受診したら骨折していた

単なる傷だと思っていたら膿んできた

こういったことを経験することが多いためです。

一度診察をうけ、必要に応じてレントゲンで確認しておき、適切な応急処置を行うことによって安全に、そして早く痛みを取り除くことが可能です

② 検査

骨や関節、靱帯、筋肉の状態の精査として身体所見から予測を付けた上で

  • レントゲン撮影
  • 超音波検査
  • CT/MRI

を行います。

近年は超音波検査が発達してきていることから、皮下の状態を即時に把握することが可能となりました。

靱帯、筋肉、関節などの状態を超音波で見ることで、重症度を把握して治療に繋げることが出来ます。

レントゲンや超音波検査では分からない部分については、CTやMRI検査を適宜行います。

③ 治療方法

治療方法ですが

  • 固定やテーピング
  • 鎮痛剤・外用薬
  • 創部の処置
  • リハビリテーション(理学療法、物理療法)

などを原因や病態に応じて行います。

固定やテーピングを早期に行うことで、腫れを予防して、痛みを早く落ち着かせることが出来ます。

鎮痛剤や外用薬で痛みを和らげ、そしてリハビリテーションを行っていくことで早期の回復に繋げることが可能です。

怪我に対するリハビリとしては拘縮予防や、再発予防のための筋力トレーニングが主になります。その他、家で出来るストレッチの指導もしています。

治療の経過を見て、効果がない場合には再評価を行います。