目次

① 肩こりや五十肩の原因と症状

肩こり・五十肩は一般的な症状ですが、

症状は複雑ですので正確な診断のためには整形外科の診断が必要であることが多いです。

まずは肩こりや五十肩と言われている症状の原因について説明します。

原因としては

  • 肩関節由来
  • 頸椎由来
  • 筋膜性疼痛

といった要素に分類されます。

いわゆる肩こりは姿勢異常を起因とした僧帽筋などの筋肉疲労による症状が主体となることが多いです。その他、首(頸椎)や肩甲骨の動きが症状の首座であることが多くあります。

一方で五十肩(肩関節周囲炎)は肩関節自体が症状の原因になっています。

肩の動きが不良になると周囲に負担がかかり、肩こりの症状が出てくることがあります。

関節自体の症状についても、インナーマッスル(腱板)や石灰化、肩の不安定性、変形によるものなどの原因があり、症状は様々です。

② 検査方法について

まずは問診と医師の身体所見によって大きく肩由来か首由来か、また肩甲骨由来なのかを大旨判断します。

そこで更に

症状の首座として疑わしい部位のレントゲン撮影を行い、

関節の変化・形態異常・姿勢異常・石灰化などを確認します。

これを元に治療方針を決定致します。

レントゲンのみでは判断が難しい場合には必要に応じてMRIなどの精密検査を行っています。

③ 治療方法

治療方法は

  • 内服薬・外用薬
  • リハビリ
  • 物理療法
  • 注射治療(関節内注射、トリガーポイント注射、肩甲上神経ブロック、神経根ブロックなど)

が行われます。

症状にあわせてそれぞれを組み合わせることによって早期の症状緩和に努めています。

リハビリは理学療法士によるマンツーマンでの加療が行われます。

痛みが強い場合にはリハビリがままならないため、種々の方法で鎮痛を行い、和らいだ段階から徐々にリハビリを行っていきます。

リハビリは週1-2回程度の通院をお勧め致します。

リハビリでは生活指導(痛みのない過ごし方、就寝の仕方)、運動指導(ストレッチ、可動域訓練、筋力トレーニング)を行っていき、身体機能の改善を行っていきます。。

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