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術後リハビリとは

多くの整形外科の手術では、手術そのものだけでなく、術後のリハビリが不可欠です。手術を行うと、筋力が低下したり、関節が固くなったり、動きが悪くなることがあります。

当院では、術後の患者様についても整形外科専門医と理学療法士が責任を持って対応いたします。

術後リハビリの適応疾患

  • 骨折
  • 人工関節術後
  • 骨切り術後
  • 脊椎術後
  • 肩の術後 など

>>リハビリテーションについてはコチラ

術後リハビリを受けるまでの流れ

① 主治医に術後リハビリについて相談

手術を受けられた病院で退院日が決定する頃に、退院後のリハビリについて主治医と相談してください。大病院では通院リハビリを行っていない場合が多いです。退院する頃は、手術後数日~1ヶ月程度で、リハビリによる機能回復が最も得られる時期です。

多くの方が、手術後しばらくしてからリハビリを受けに来られますが、その時には一番良くなる時期を逃してしまっています。自己流で自主トレーニングを行うよりも、理学療法士に週1~2回でもチェックしてもらいながら自主トレーニングを行う方が効果的です。手術と同じくらいリハビリが重要です。

② 紹介状・術前後の画像・リハビリサマリの準備

紹介状とともに、術前と術後のレントゲンなどの画像データ、入院中の担当理学療法士が施術してきた内容と課題についてリハビリサマリを用意してもらいましょう。これにより、スムーズなリハビリの引き継ぎが可能です。

③ 初診予約

退院日当日は健康保険が使用できません。退院翌日以降に予約をしてください。

④ 初診日

紹介状・術前後の画像・リハビリサマリを持参してください。手術部位を診察し、レントゲン検査を行い、持参いただいた画像と変化がないか確認します。理学療法士によるリハビリの予約も取得します。

参頂いた画像と変化がないか確認させて頂きます。
理学療法士のリハビリの予約を取得させて頂きます。

リハビリ紹介下さる先生方へ

いつもご紹介いただきありがとうございます。以下の内容を紹介状に盛り込んでいただけると、スムーズに貴院と協力してリハビリの提供ができます。何卒よろしくお願い申し上げます。

  • 診断名
  • 術前後の症状変化、発症時期、原因、治療経緯など
  • 術式・手術日、インプラント種類(MRI可能か)
  • 術後リハビリプロトコール(コルセットの装着、週ごとの免荷プランなど)
  • 術後リハビリでの目標
  • 次回貴院受診予定日

術後のリハビリは手術の成功を確実なものとし、患者様の早期回復を支える重要なステップです。手術と同様にリハビリも大切にし、一緒に最善のケアを提供していきましょう。