「捻挫」はスポーツ中だけではなく、日常的に起りやすい病気です。
甘く考えがちな疾患ですが、再発しやすく、捻挫を契機に足部の病気が発症することがありますので初期の治療が肝心です。
目次
診断と検査
足首の捻挫か骨折かを判断するためには、次のような検査を行います。
- 身体所見
- レントゲン検査:骨折の有無を確認
- 超音波検査:靱帯損傷の有無とその度合いを判定
受傷時は足関節全体が腫脹しているため、痛みの部位が分かりにくく、どの靭帯が傷んでいるのか、損傷具合が分かりにくいことが多くありますので、1週間固定を行い、少し落ち着いたタイミングで再度痛みの部位を確認します。
捻挫の治療
- 固定・冷却・安静
- リハビリテーション
治療の基本は固定です。靭帯損傷の度合いによって固定期間が変わってきます。
固定をすることによって早期に腫脹・疼痛軽減が出来ます。2週間程度は固定することをお勧めします。
捻挫の再発予防
またその後の捻挫の再発を防ぐためには、リハビリテーションが大切です。
当院では、リハビリテーションを通じて、早期の改善、再発予防に努めます。