目次
関節内ヒアルロン酸注射はこんな方におすすめ
- 変形性膝関節症の方
- 半月板損傷の方
- その他膝の痛みや違和感がある方
- 膝の痛みがあるけれど治療を受けたことがない方
関節内注射について
関節内注射としてはヒアルロン酸、ステロイド注射がしばしば行われます。
ヒアルロン酸注射
おすすめポイント
- 体に負担の少ない治療
- 軟骨の保護で痛みを緩和
- 炎症抑制作用
ヒアルロン酸はもともと関節液に含まれる成分で、粘性・弾力性があり、膝関節への衝撃を吸収したり、組織同士のこすれを防ぐ潤滑油のような役割を果たします。
変形性膝関節症では、このヒアルロン酸が減少しているため、注射で関節に直接ヒアルロン酸を注入することによって、痛みの緩和や関節の動きを滑らかにする効果が期待できます。そのため、膝の痛みを和らげる治療法として、ヒアルロン酸注射は広く提供されています。
さらに、最近では美容目的でも使用されることが多くなっています。ステロイド注射と比較して効果が出るのが遅いものの、長時間持続するのが特徴です。症状が強い場合は週に1回の注射を行うことをお勧めします。痛みや違和感が落ち着いた段階でも、定期的な注射を行うことで、違和感や痛みの緩和に繋がります。
ヒアルロン酸注射の適応疾患
- 「五十肩」などによる肩関節周囲炎
- 「変形性膝関節症」
- 「関節リウマチ」
ステロイド注射
ステロイド注射は、痛みや炎症が強い時期にピンポイントで使用すると効果的です。
基本的には、痛みが強くて歩行に支障がある場合や、関節液の貯留が多い場合に使用します。
ただし、ステロイド注射を繰り返すことによって膝の状態の悪化を加速する報告もありますので、何度も繰り返すことはお勧めしません。