怪我をしたとき、三角巾や松葉杖は必需品です。
骨折や強い痛みの際に、患部を安静に保つために欠かせません。
使い方はシンプルですが、いくつかのコツがあります。今回は三角巾と松葉杖の使用方法を詳しく説明します。
目次
三角巾について
三角巾の魅力は、その簡便さと使いやすさです。薄手で通気性が良く、洗濯も可能なので衛生的です。
適切に使うことで、痛みを和らげ、回復を早めることができます。
三角巾を使用するタイミング
- 手首や肘、上腕骨の骨折
- 打撲
- 関節の炎症
- 腱鞘炎
これらの症状で強い痛みがあり、動かせない場合や動かすと痛みが増す場合に、患部を安静に保つために使用します。
三角巾の巻き方・使用方法
三角巾の巻き方は少しコツがいりますが、一度やってみれば難しくありません。
首の後ろで結び目を作っておけば、簡単に付け外しが可能です。
スポーツなどで怪我をしやすい方やその周囲の方は、ぜひ覚えておくと良いでしょう。
家にあるタオルや巾着などで練習してみてください。緊急時には、三角巾がない場合でもタオルで代用し、整形外科を受診してください。
松葉杖について
松葉杖を使うと、安定性が増し、体重を上半身で支えることができるため、足にかかる負担を減らせます。
特に、下肢の骨折、捻挫、股関節症、下半身麻痺などの際に有効です。
松葉杖の使い方
まず、松葉杖の長さを調整します。
脇と松葉杖の間に卵一個分(指3本分くらい)のスペースがあると丁度良いです。
次に、脇で挟むようにしながら手で体重をかけます。
注意点としては、脇に体重をかけないこと。脇に体重をかけると、神経を圧迫したり血行が悪くなったりして、手が痺れることがあります。
松葉杖を2本使うと、過度に足をかばってしまうため、疾患によっては徐々に体重をかける練習をして、1本にすることも考慮します。
片松葉杖の使用方法
片松葉杖を使用する場合、痛めた足の側(患側)で杖を持つのは間違いです。
足を痛めていない側(健側)で持ち、患側の足と同時に松葉杖を出すことで、体重が健側と松葉杖に分散され、患側の足が楽になります。
まとめ
今回は三角巾や松葉杖の使用方法について説明しました。
いずれも急に使用することが多く、一度これをきっかけに皆さんで練習してみて下さい。